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5人の匠

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齊藤 敏廣

靴の木型製作の匠

株式会社エス・ビー・アールコーポレーション 代表取締役
靴の自作工房ヒロ 主事

木型を作るのにソリッドを手でヤスリ、形を整えていく工房があると聞き及んでいます。しかし、当工房ではゼロから全てを自分で作るのが目的ではありません。待っていらっしゃるお客様にいかに速やかに、より一人ひとりの足に合うものをお届けするかが最優先。ソリッドからの削りだしに多くの時間を費やす手法は工房では採用していません。ここでは、足の骨格に近い骨格木型に特殊なロウを盛りつけて形状および数値を作り上げていく手法です。この手法は短時間で繊細な調整をなしえ、斉藤敏広が考案し、工房内で常時おこなっている手法です。

よく「足は千差万別」と言われますが、その差は足長や足幅だけではありません。歩行するとき、足は靴内で様々な動きをしています。その動きは3カ所の関節の動きを中心に、付随する多くの関節が連動しています。歩行をスム-スにするには、それらの関節が動きやすい環境を設ける事がポイントとなります。この主要な3つの関節の位置が、靴内のその位置と合い、歩行の動きを阻害しないよう配慮する事が必要となります。
木型への修正は上部だけに止まりません。 足が前に滑るのを防ぐのは爪先だけでは不十分、木型底面への配慮とその修正に応じた中底への加工、その適合性が求められます。様々なケ-スに応じた底面への修正もk施すのです。

最後に木型とは靴作りに必要不可欠な一つの部分であり、すべての靴作りの基となる。家に例えれば土台基礎である。しかるにこの土台の知識なくしては家、つまり足に合った靴の製作は出来得ないと確信する。
経歴 1967年4月 S&N INTERNATINAL LTD  入社
1975年4月 KEMPTHONE LIMITED 入社
1989年1月 SBR CORPORATION 設立
2000年5月 靴の自作工房ヒロ 開設 今に至る

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